京都で染料・顔料をお探しの方は中神染料店へ。

染料についての最近のブログ記事

NEWカラー染料を作って3年ぐらい経ちますが、普及につれてよく使われる物が段々分かってきました。

よく使われると言う事は溶解や混色した時の分離が少ない、発色、堅牢度などが挙げられます。

今までの職人さんですと訪問着専門とか、子供物専門、振袖専門など手描き友禅でも分担されている所が

多かったですが、最近では何でもこなす職人さんがより重宝されています。

訪問着専門でお仕事されている方が使っておられる染料は比較的渋い染料が多いですし、

振袖専門でされている方は派手な染料が多いです。

訪問着専門や付下げをされている方が振袖のお仕事をされるとどうしても配色が渋くなるとか、色が出ないとか

よく聞きます。

持っておられる染料が渋かったら、どんなに色合わせを頑張っても派手な色は出ません。

京都や地方の手描き職人さんがよく使われている染料を20色厳選しました。

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現在、市場に回っている着物の染料は従来の発がん性を含む物が多いです。

将来的に見ても環境に配慮した染料が主流になる事は間違いないと思いますので

買い替え時は「NEWカラー染料」をどうぞ。

染料は大変細かい粉末で出来ていて、染料を炊く時に知らない間に粉が飛び散り洋服に付いたり

部屋を汚したりする恐れがあります。

危険性や手間を省く為にあらかじめ溶いた染料が欲しいと言う声が多数ありリキッド染料をご用意

しました。

ホームページに載せている染料なら全てご用意出来ます。

防腐剤も入っていますので、常温保管で2年ぐらいはご使用できます。

小分けは100ccからとさせて頂きます。

良く使われる色でしたら250cc、500cc、1Lサイズもご用意できます。

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つまみ細工など、鮮やかな色目をお探しの方にもご使用頂いております。

昨今、テレビでもアゾ染料についての有害性を報道するようになりました。

和装は法律上問題なく使用出来るようになりましたが、買い替えをお考えの方は

安心、安全な「NEWカラー染料」をお勧めいたします。

少しでも今お使いの物と近いように色数を増やしております。

今回は出来るだけ混色せずに使え易そうな中間色を作りました。

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小分けは50gからさせていただきます(但し、染料によっては100gからの物もあります)

番号の横のシールは堅牢度になっています(今回は全て堅牢度有りなので青シールです)

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ブロン系を増やしました。

全て青シールなので日光堅牢度有ります。

先日、厚生省のお役人を交えての研修会がありました。

昨今、問題になっていました発癌性物質を含むアゾ染料についての事でした。

結果的に言いますと大きく分類されている中での「和装部門」では使用しても

大丈夫となりました。

これによってアゾ染料を含む物を使っても法律的には問題ないのですが、ヨーロッパなどの

国では全面的に使用禁止になっています。

和装関係からの猛反対があり、今回は見送りになりましたが今後、いつ何時この問題が

再燃するかは分かりません。

元々、日本国内やヨーロッパで生産されている染料は全く問題ありません。

ただ一部の国で作られた物が日本で出回っていました。

法律的には問題なくても今後、使っていかれる物には安心、安全な染料で作った「NEWカラー染料」

をお勧めいたします。

前までの色見本は少し色を吸わない生地でしたので新しく取り直しました。

実際の色目と殆ど変らず写っています。また参考にしてください。

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黄色系からオレンジ系です。番号の横に青、黄、赤のシールを張っていますが

これは日光堅牢度の度合いを示したものになります。

青→堅牢度有(3級以上) 黄→堅牢度3級以下 赤→堅牢度なし(1級) 級が低いほど日焼けしやすいです。

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朱系から赤系。底色が明るい程、堅牢度は落ちてしまいます。

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緑系から青系

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紫系から茶系、黒です。

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  最近作った新色です。48番の色は柿茶で凄く使い易いと思います。

全て、蒸し、水洗いまでしていますので実際の色目になります。

 小分けは50gからですが物によって100gからなります。

 購入された方には簡単ですが上記の様な色見本をお渡し致します(但し、購入して頂いた染料に

限ります)

必要でしたら「アゾ染料不使用証明書」もお渡し致します。

ご検討の上、宜しくお願い致します。   ㈱中神染料店 中神 正臣

今月に入り、大手百貨店からの通達が有り、取引先業者からの問い合わせが

急増しております。

当社でもより従来通り、染料を使って頂けるよう色数を増やしました。

今回はグリーン系を中心に中間色を作りました。

濃い色目で10%濃度(水100ccに対して染料10g)です。

アゾを含む染料を省くと濃度が出にくい事も有りましたが、濃度も出ますし、溶解、蒸し後の

色の変化も少ないです。

少しでも色合わせの時間短縮に是非ご検討下さいませ。

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今年になって問い合わせが急増していますので、当社としても

より職人さまの色合わせの手助けが出来ましたら思いまして急いで

新色を作っております。

今お使いの染料と比べましても、出来るだけ違和感なしでお使いになられるようにと

従来の染料と近い色目をラインナップしました。

溶解、染料同士の混合も良好ですので買い替えをお考えの方は是非宜しくお願い致します。

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今後は茶系を中心に増やして行きます。

リキッドタイプもご用意出来ます。

以前もお知らせいたしましたが、今年に入って規制の波が激しくなってきております。

去年までは毎年話が出ていたようですが、何故か有耶無耶になっておりまして

染料を変えるまでには至っている所も多く無かったのですが、今年に入り問い合わせが

急増しています。

尚且つ、「アゾ染料不使用宣言書」が無ければ百貨店などに納品出来なくなっている所も出ています。

今、お使いの染料に入っていない場合もありますが今後、お買い求められるのなら危険性のない

「NEWカラー染料」に代えて頂いた方が安心かも知れません。

色数も徐々にですが増やしていますので、買い替えの場合は是非ご検討下さい。

「NEWカラー染料 色見本」

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写真では多少の色目の違いもありますが、大体近い色に写っています。

東京友禅をされている当社のお得意先の職人さんがよく使われている染料をピックアップしました。

淡く、胡粉を良く使うまったりとした京友禅と違い、彩度のある染料を使われるのが特徴です。

京都でも東京友禅をされる方が増えてきております。

持っている染料だけでは色を出せる限界がありますので少しでも色合わせの手間を省かれたい方にお勧めです。

染料は50gから小分け致します。

あらかじめ溶かしてあるリキッドタイプもご用意出来ます。

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最近のカラーコピーはかなり良くはなりましたが、微妙な色目はなかなか思うように出てくれません。

特に派手な色ほど渋く写ってしまいます。

染料(リキッド染料)を購入して頂いた方にご希望があれば、簡易ではありますが

購入して頂いた染料の色見本を作らせて頂きます。(蒸し→水洗まで)

素人が塗るものですから決して上手とは言えませんが、今後の色合わせの手助けにして頂けたらと

思います。

購入の際に色見本同封でとおっしゃって下さい。

色数が多いと2.3日はかかりますので宜しくお願い致します。

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当社でよく出ている染料をピックアップしました。

どの染料も溶解が良く、蒸し前、蒸し後の色目がさほど変わらないものです。

濃度も出ますので使い易いと思います。

染料の小分けは50gからとさせていただきます。

染料を炊かれる時の色の飛びや手間を省く為のリキッドタイプも250ccからお出し出来ます。

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パソコンでは微妙な色は出難いですが実物と近い色が出ていますので ご安心下さい。

(蒸しは40分、水洗いもしてあります)

 

 

以前HPにご報告させていただいた、日本繊維産業連盟が自主基準を発表された

「発がん性を有する可能性がある特定芳香族アミンを生成するアゾ染料・顔料」ですが

最近、問い合わせが急増してきています。

現在、市場に出回っている染料の多くはアミンを含む有害物質が含まれている為に基準に

引っかかってきます。

以前は多くの工場が一から染料を揃えなければならないなどの理由でうやむやになっていましたが

遅かれ早かれこの先、百貨店に納品されている場合や輸出、作家様などはアゾ染料を有しない物

や基準値以内の物を使用しなければならない時が来ると思われます。

成分検査に時間が掛かりましたが「NEWカラー 手描き友禅用」を作りました。

まだまだ色数が少ないですが、濃度、溶解性、発色の良好な物を20色ご用意しました。

現在ご使用されている物が無くなりましたら検討されても良いかと思います。

これからも徐々にですが色数を増やして行きます。

尚、この商品に関してもリキッド可能です。

値段は絹用リキッドと同じです。

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追伸 

写真うつりはオレンジ系は渋く見えますが実際はもうちょっと綺麗です。

 

 

 

 

 

 

振袖や四ツ身、一ツ身のお仕事をされる時には冴えのある染料でなければ色が出ません。

色を渋くするときでも地味な染料を使うと蒸しでくすんだ色にあがってしまう事があります。

特に良く出ている染料で溶解が良く、濃度の出る染料をピックアップしました。

お仕事の効率を上げる為にも是非(*^_^*)

小分けは50gからさせて頂きます。

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染料溶解剤

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最近では溶けの悪い染料は少なくなりましたが、

今でも酸性染料のイエロー、オレンジ、バイオレット系、含金染料などは溶解が悪いものが

あります。

例えば、黄色系の染料を高濃度で炊いた時、熱い時では綺麗に溶けていても、暫く時間が経つと底

に染料が溜まってしまうことがあります。

こういう状態で色合わせをするとムラや耳だまり(ゴム糸目の淵が黒ずむ)の原因になります。

溶解剤を染料を炊く時に入れておくと時間の経過での染料の沈殿も少なくなり、染難の防止にも

なります。

分量としては染料と同量から1/2(染料10gを水100ccで溶かすなら溶解剤10cc~5cc)が適量です。

含金染料には染料溶解剤BT、酸性、直接染料には染料溶解剤EXがお勧めです。

小分けは500cc~となっております。

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京都の手描友禅でよく使われている染料66色を標本にしました。

メーカーさんの染料の種類は少なく、手描友禅で使えるものはほとんど有りません。

各染料屋で独自の配合をして溶解、濃度など調整して色数を作っていきます。

色合わせに時間をかけないように、そのままの原色でもお使い頂けるようになっています。

溶解度も良く、濃度も出ますので使い易いものになっています。

小分けは50gよりさせて頂きます。

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発がん性を有する可能性のある特定芳香族アミンを生成するアゾ染料の規制のため、日本繊維

産業連盟は2010年1月、自主基準を作成されました。

それに基づき繊維製品において特定芳香族アミンが30mg/kgを超えて検出される、アゾ色素(染

料・顔料)を使用しないための自主規制が進んでいます。

染色工場では「不使用宣言書」の提出が今後必要となる可能性があります。

現在早急に対応しておりますが、染料の種類が多すぎる為に全ては調査できておりませんが

何種類かは調査が済み、基本色が出来上がりました。

必要に応じて「不使用宣言書」をお作りします。 CIMG0255.JPG

 

 

 

当社の配合染料

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当社は手描友禅に使用されます酸性染料、直接染料の中間色に力を入れております。

昔はメーカーの色数も少なかった事もあり、友禅職人さんは3原色にグリーン、ブロン、バイオレット、

ブラックなどで色合わせをしておられました。

しかし色数が少ないと手間と時間が掛かり、なおかつ色出しにも限界があります。

現在は少しでも色合わせの時間を削り容易に色だしが出来るように沢山の色数を持つ事で

得意先のニーズ、同じ柄の追加商品のスピーディーな色出しに重宝されています。

着物業界の色のこだわりは特別な物で、朱ひとつで何処の仕事をしておられるの分かるのも

あります。

200色の中からお探しの'色'が必ず見つかると思いますので一度お問い合わせをお願い致しま

す。

小分けは50g~させていただきます。

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皆様はじめまして。
京都の中神染料店です。

これからこのブログにて、
当社が取り扱う染料についてご紹介いたしてまいりますので、
商品選びのご参考にご活用下さい。

よろしくお願いいたします。