最近では溶けの悪い染料は少なくなりましたが、
今でも酸性染料のイエロー、オレンジ、バイオレット系、含金染料などは溶解が悪いものが
あります。
例えば、黄色系の染料を高濃度で炊いた時、熱い時では綺麗に溶けていても、暫く時間が経つと底
に染料が溜まってしまうことがあります。
こういう状態で色合わせをするとムラや耳だまり(ゴム糸目の淵が黒ずむ)の原因になります。
溶解剤を染料を炊く時に入れておくと時間の経過での染料の沈殿も少なくなり、染難の防止にも
なります。
分量としては染料と同量から1/2(染料10gを水100ccで溶かすなら溶解剤10cc~5cc)が適量です。
含金染料には染料溶解剤BT、酸性、直接染料には染料溶解剤EXがお勧めです。
小分けは500cc~となっております。